エンジンオイルとは?
エンジンオイルとはエンジンをスムーズに回転させる潤滑油の事をさします。このオイルの役割は様々あり主によく知られているのは潤滑油としての役割です。これは皆さん、なんとなく想像つくかとおもいます。金属の塊が高速で動いていれば鉄と鉄が摺動する部分にはオイルなどの潤滑油が必要な事は容易に想像がつくかと思います。
しかしオイルには潤滑すること以外にも様々な役割があります。エンジンの内部はとても過酷な状況となっています。高温で爆発するエネルギーを回転運動に変えるためには高速で金属同士がこすれあいながら回転し摺動しています。この過酷な状況をオイルを使いエンジン内部のコンディションを維持しています。
このようにエンジン内部は高温で回転運動を繰り返しているため下記の作用が一つでもバランスを崩すとエンジン不調の原因となります。
- 潤滑作用
金属摩擦を減らし、エンジンをスムーズに動かします。 - 密封作用
ピストンとピストンリングの隙間をオイルで密閉してガス抜けを防ぎ、パワーを維持します。 - 冷却作用
オイルをシリンダーの壁面に吹きかける事によりエンジン内部の熱を吸収してオーバーヒートを防ぎます。 - 洗浄分散作用
エンジン内部の汚れを取り込み、エンジンを綺麗に保ちます。 - 防錆作用
エンジン内の錆を防ぎます
この役割が一つ欠けてもトラブルの原因となります。
エンジンオイルの交換が必要なわけ!
先ほどエンジンオイルは過酷な状況下でエンジンのコンディションを保っているとお話しさせていただきました。この過酷な状況下でオイルを使い続けると、劣化が進み、潤滑作用が低下します。そして、洗浄作用によりオイル自身の中にエンジン内部にたまった汚れをかき集め取込んだオイルがどろどろと粘性が増し、先ほどあげた5つの作用のバランスが悪くなりエンジントラブルの原因となります。
オイル交換の目安は?
オイルの交換目安は走行距離3,000km~5,000kmと言われています。これはオイルの性能が3,000㎞程度から性能劣化が著しくなり5つのバランスが悪くなってくる事で目安となっています。
各お店でお勧めの走行距離がちが違うのは、お勧めするタイミングがそろそろ劣化し始める頃なのか、性能として落ちて来てるのでもう交換した方が良い頃合いなのかの違いです。だいたい、3,000キロから5,000キロの間で交換目安としているお店さんが多いです。
このオイル性能を高い位置で維持するためには新しいオイルと入替てオイル性能を新油に近い状態まで引上げてあげる必要性があるためオイル交換は必須となっています。
必ず定期的にオイル交換をしましょう。
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